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最新情報 : 文学部教員コラム vol.99  シンガポールについての番組づくり …… 現代社会学科 橋本 和孝 先生
投稿日時: 2012-2-10 8:00:00
 私は、この15年有余シンガポールとベトナム社会の研究を行っています。最近のテレビ番組を見ると、シンガポールではカジノで有名なマリーナ・ベイサンズが取り上げられることが多いようです。しかし、私は地域社会の研究者なので、そういう高いところ(高層ビルという意味でも高額という意味でも)を研究するのは苦手です。むしろ、人々の日常生活の広がり、ホーカー・センター(屋台)やショップハウス(騎楼)などのシンガポールの伝統に関心があります。
 ところが、ちょうど昨年(2011年)の今頃、あるシンガポールについてのテレビ番組を監修することになったのです。どうやら小都市国家の反面でグローバルな金融都市や先進的なIT 化、観光都市として有名であることに関心があるようです。どう考えても、経済学者が監修した方が良いと思いましたが、大学の宣伝になるかと思い引き受けました。2月は春節(旧正月)だからそっちの方も重要なのですが...20歳代の頃、いわゆる「官庁番組」のスポンサーで、頻繁にテレビ局入りしていたことがありますので、制作プロダクションの厳しい現実知っています。忘れもしない甲子園大会で、箕島高校ー星陵高校の延長18回の日、夜7時を過ぎても試合が続いていました。その夜、私はTBS放送のミキサー室で番組収録に立ち会っていたのです。













         グローバルシンガポール                        春節の飾り

 またテレビ番組にも何度か出演したことがあります。でも監修というのは、初めての経験でした。しかし、やってみると何故そうなっているかを徹頭徹尾調べるはめになりました。おかげで「シンガポールの2011年度の対前年経済成長率が世界で2番目になった理由」なども、よくわかりました。案の定夜中や明け方にもメールがあり、 依然制作現場は厳しいです(華やかな表舞台と厳しい舞台裏です)。 昔は縦書き だったので横書きの台本に戸惑いましたが、現地の撮影も済んで、いざ放送ということになりました。ところが例の3.11東日本大震災に遭遇したのです。
 そのため、番組の放送が行われたのか、中止になったのか分かりません。でも大きな収穫がありました。本年秋の地域社会研究Iの授業は、シンガポールを取り上げることになっています。そこで、大いに監修の成果を反映できるはずだからです。
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