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最新情報 : 文学部比較文化学科開設10周年記念国際シンポジウムの開催
投稿日時: 2012-11-29 10:40:50
 文学部比較文化学科は2002年4月に開設されて以来、本年で10周年を迎えました。それを記念して、11月26日(月)、比較文化学科開設10周年記念国際シンポジウム「異文化理解と共生検粗本と中国・韓国・朝鮮との交流を考える〜」が、金沢文庫キャンパスで開催されました。
 比較文化学科は、グローバル化が進展する21世紀の始まりに、「異文化理解と共生」を教育理念として開設されました。その理念を内外の研究者と共に考える機会を、このような国際シンポジウムという形で設けてきました。
 今回は、中国からは北京第二外国語学院、南京師範大学、韓国からは高麗大学校、北朝鮮からは、本国を代表して日本にある朝鮮大学校の先生方を招請し、日本とそれぞれの間にある懸案問題である、領土問題、歴史認識問題、経済協力問題等を論じました。
 今年は、日中国交正常化40周年にあたります。本来ならば、「祝賀」ムードの中で、40周年を迎える2012年のはずでしたが、「尖閣諸島」(釣魚島)領有権問題で状況は暗転してしまいました。この国際シンポジウムも日中関係が緊張した状況の中、開催が危ぶまれましたが、北京第二外国語学院、南京師範大学と比較文化学科との長きにわたる交流とこのような時期であるからこそ、日本の学生たちに中国側の直接のメッセージを伝え、相互の誤解を解き、理解を深めたいという想いで中国の先生方は出席されました。












 また、日韓の間にも「竹島(独島)領有権問題」があり、あるいは2010年には「韓国併合100周年」でしたが、植民地責任問題があります。しかし高麗大学校日本研究センターから参加していただくことができました。さらに、日本が戦後処理で唯一、残している課題に日朝国交正常化問題があります。その日朝間では、2002年に小泉首相が訪朝して両国首脳が署名した「日朝平壌宣言」から10年を迎えましたが、日本政府による「対北朝鮮制裁」により、日朝間に対話すらない状況の中で、東京の小平にあります、朝鮮大学校から先生が参加してくださいました。今なお続く朝鮮半島の分断状況の中で、高麗大学校と朝鮮大学校のお二人の先生の対話もありました。その対話の中で、まったくの偶然ですが、韓国のお互いの親友が同一の人であることがわかるという、喜ばしい光景もありました。
 シンポジウムは3時間を超える長い時間でしたが、多くの学生、教員、職員が参加し、「他者への理解」と「市民レベルの交流」こそが比較文化学科の教育理念である「異文化理解と共生」に繋がることをあらためて確認することができました。
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