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最新情報 : 2012年度関東学院大学シェイクスピア英語劇の公演が終わりました。・・・ 英語英米文学科 福圓容子 先生
投稿日時: 2012-12-4 13:01:29
 関東学院大学の年末の恒例行事となっているシェイクスピア英語劇の公演が、11月30日〜12月1日、桜木町の県民共済みらいホールで行われました。3回の公演を通して、400名を超える観客の皆様に今年度の活動の成果を観ていただくことができました。
 今年の演目は『から騒ぎ』という喜劇。公演のチラシに「だまし、だまされ、から騒ぎ」とあるように、他人を陥れるための悪意に満ちた騙し、他人を幸福に導くための善意からの騙し、様々な騙しが交錯します。幸せの絶頂から絶望へと突き落とされるのも、そこから再び幸せを取り戻すのも騙しによるのです。というと、皮肉に響くかもしれませんが、主人公の一人クローディオは、悪意ある策略のせいで真実の恋人を信じることができず、彼女を社会から抹殺するという過ちを犯してしまいます。しかし、神父の善意ある策略のお蔭で一旦失ってしまった大切な宝物を再び手にすることになります。一度永遠に失った大切な人を再び取り戻すことができるという奇跡(ミラクル)を経験したクローディオはもう決して大切な人の価値を見誤ることはないでしょう。会えば喧嘩ばかりのベネディックとベアトリスもしかり。お互いを意識しあう二人はどこかで自分自身の気持ちを偽ってきたのかもしれません。ドン・ペドロの策略によって、二人は自分たちの本当の気持ちに気づき、素直に恋する相手と向き合うことができるようになったのです。最後の場面では、二組のカップルに心からの祝福を送りたい気持ちになりました。














 今年度の英語劇の活動に参加した学生は、キャスト・スタッフ併せて総勢42名。文学部からも5名の学生が今回の公演に参加してくれました。皆さん、お疲れ様!
関東学院におけるシェイクスピア英語劇の上演は、1948年(昭和23年)に始まり、今回で61回目という長い伝統があります。公演という一つの目標に向け、キャストもスタッフもそれぞれの立場から一生懸命努力を重ね、一年間かけて全員で劇を創りあげていく――大変な苦労だと思いますが、こういった経験はそうそうできるものではありません。一生懸命関わったからこその達成感をメンバーたちは味わったことでしょう。そして、また一歩、関東学院大学の歴史に大事な足跡を残してくれました。














 今回、関東学院大学の学生が沢山観劇に来てくれ、仲間の活動を見守ってくれたことを大変嬉しく思います。さらに嬉しいことに、今回の公演ではESSに所属する地元の高校生の方たちが沢山観に来てくれました。関東学院の良き伝統を肌で感じて帰ってもらえていたらこれ以上の喜びはありません。来年も是非観に来てくださいね!

                                  
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