文学部教員コラム vol.23 翻訳者の苦肉の策 …… 英語英米文学科 西原克政 先生

投稿日時 2009-11-19 9:00:00 | トピック: 最新情報

じつはこれまで2度ばかり、日本の詩を英語に直して、翻訳者として名前を書くとき、
ペンネームを使ったことがあります。

自分の研究対象である“Ezra Pound”という詩人のつづり字を並べ替えて別の名を作る
“アナグラム”ということば遊びで、暇な折に思いついた名前です。
“Dora Nupez”という女性名であるのも気に入っています。

ペンネームは匿名性を保つ目的と、自分の名前があまりに目立たないために
考案される場合が多いです。
ラブレーやルイス・キャロルの本名を知ると、
これでは読者に覚えられることはないだろうという思いを強くします。

これまで2度使用したことは覚えているのですが、一つは北原白秋の短歌を翻訳したときです。
もう一回は完全に忘れてしまっています。

ここで自分のペンネームを暴露してしまったから、もうDora Nupezは使えそうもありませんね。
また暇を見つけて、別のアナグラムを考えるのが目下の楽しみです。


『The Oxford Guide to Word Games』(Oxford/Tony Augarde著)とその日本語訳
『英語ことば遊び事典』(大修館書店/杉山和芳・西原克政・冨山英俊 訳)
アナグラムや回文(前から読んでも後ろから読んでも意味のあることば)、早口ことばなど、
様々な英語のことば遊びが紹介されています。

(英語英米文学科 西原 克政)




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