現代社会学科
社会学。抽象的な言葉ですが、人間の行為と社会との関係をめぐるさまざまな問題をテーマに、その背景を探り解明しようという学問です。現代社会学科では、現実の社会で起こっている問題を発見・分析・解決する視点や方法、技術を学んでいきます。「人間と社会」がテーマの学問なので、社会調査演習や社会福祉現場実習などの授業を通じて、フィールドワークの実践にも力を入れています。 |
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現代社会学科のめざすところは、現代社会が抱えるさまざまな問題を、いろいろな視点から多角的に理解し、それらの問題解決に向けた処方箋を提示することにあります。この目的に基づいて「社会学」と「社会福祉学」という2つの柱が設けられています。 |
社会の多様な領域や福祉の分野で起きている問題を発見・分析・解決する視点・手法・技術について、社会調査演習や社会福祉現場実習などのフィールドワークを重視しながら、「社会学」と「社会福祉学」の2つの研究分野を学び実践的問題解決能力を育成します。
「社会学」の分野では、人間関係や社会集団における理論をもとに、家族や地域、産業、文化、政治、マスコミなどあらゆる専門領域の問題を発見し研究します。
「社会福祉学」の分野では、社会保障、障害者援助、高齢者介護、児童養護などさまざまな生活領域における問題について福祉の視点で研究します。
▼現代社会学科のここに注目!!
3つの「コース」
〜 系統的な履修モデルを設定し、調査と実習に取り組みます 〜
現代社会学科では、興味ある分野に応じて専門科目を主体的に関連づけて選択し、系統的に学ぶことができるよう、「社会学コース」「地域社会コース」「社会福祉コース」の3つの系統的な履修モデルを用意しています。
各コースでは、学生の希望する進路に合わせ、履修が必要な科目を提案しています。もちろん、進路に直接かかわりのない科目でも、興味があり学びたい科目であれば、コースに縛られずに履修することができます。
コース |
何を学びたいの? |
就職先は? |
社会学コース |
産業・社会組織・マスコミを中心に学びたい人へ |
主に一般企業 |
地域社会コース |
地域社会における教育や福祉を学びたい人へ |
主に公務員関係 |
社会福祉コース |
福祉全般を学びたい人へ |
主に社会福祉専門職 |
また、各コースに関わる資格取得(教職・社会教育主事・図書館司書および司書教諭・社会福祉主事など)の支援を行っています。これらの資格を取得した卒業生は、企業の調査部門や人事・労務部門、行政機関、社会福祉施設や団体、学校・図書館などの教育機関で活躍しています。
▼社会福祉国家試験対策講座
〜 社会福祉士をめざす学生のためのサポートプログラム 〜
社会福祉士を目指す3・4年生を対象に、国家試験に合格することを目的とした講座を開講しています。各科目ごとのポイント、解答に達するまでの考え方、また問題を理解していくために必要なキーワードなどを明示します。
開講期間は9月中旬から11月下旬で、年9回実施してます。2009年度は、受講生で国家試験受験者30人中、7人合格しています。
▼現代社会学科のゼミでは・・・
産業、労働、文化、地域福祉など、様々な社会現象に、多様な視点からアプローチしていきます。
ゼミナールは、学生が自らの研究課題に基づいて、独自にデータを収集し、それらに分析を加えて発表を行い、指導教員およびゼミナール参加者と討論するという、能動的な方法で進めます。
・賃金が支払われない家事労働などから「労働とはなにか」を考えるゼミナール
・社会福祉における各種の援助アプローチやソーシャルワークの方法を考えるゼミナール
・少子高齢化社会と社会保障を研究するゼミナール
・老人福祉を考えるゼミナール
・車いすで街に出向き福祉施設を調査して地域の福祉を研究するゼミナール
・ヒューマンエラー発生のメカニズムの解明をするゼミナール
など、理論と実践を通じて基礎的な能力を修得していきます。
▼卒業後の主な進路
国家地方公務員 民間企業(企画・調査部門など) 新聞社・雑誌社 TV局
広告代理店や余暇産業 NPO・NGO 社会福祉関連施設 病院でのソーシャルワーク など
▼学科に関する主な資格・免許
■ 社会福祉士 |
■ 児童指導員(基礎資格) |
■ 図書館司書 |
■ 所定の課程の履修で資格取得 ■ 所定科目の履修で卒業時に資格取得 |
▼TOPICS | ||||||
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